22.02.25
マーケティングにおける4Pって何?意味をわかりやすく解説!
「製品をターゲット顧客に届けれられていない」と感じている方も多いのではないでしょうか。今回はそういった方に、まず製品の検討として活用していただきたい、マーケティングにおける「4P」についてご紹介します。
マーケティングの中で最も基本的なフレームワークとして知られる4Pですが、活用できると課題や改善点が見えてきますので、ぜひ活用してみてください。
目次
マーケティングの4Pって何?
4Pとは、マーケティングのフレームワークの内の一つで、顧客にどのように製品の価値を届けていけるのか、といったマーケティング戦略のために用いる分析項目の4つの頭文字を合わせたものです。
4Pは以下の4つの分析項目のことを言います。
・Product(製品) ・Price(価格) ・Place(流通) ・Promotion(販売促進) |
この4つの項目を踏まえて、商品をどのようにターゲット顧客に提供していくかを検討していくことで、多くのターゲット顧客に届けられることを目的としています。
マーケティングにおける4Pのそれぞれの意味
マーケティングの4Pがどういったものかを知っていただきました。
ここからは、4Pのそれぞれの項目、「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」に関して詳しくみていきましょう。
Product(製品)
Product(製品)は、企業にとって最も重要な製品・サービスに対しての戦略です。
どのような製品にするのか、どのようなサービスを顧客に提供するのかといった、4Pの中で企業にとって最も重要な戦略になります。
どんなに性能の高い製品であっても、ターゲット顧客にとってメリットがあるものでなくてはなりません。
いかに「ターゲットにメリットを提供できる製品」であるかが、Product(製品戦略)にとって重要になってきます。
自社の製品・サービスが性能の高さではなく、メリットを提供できている製品なのかを考えてみましょう。
Price(価格)
次にPrice(価格戦略)は製品に設定する価格をどうするか、といった価格に対しての戦略です。
製品をターゲット顧客に提供するにあたって、企業には利益が必要です。
ただ、利益を求めすぎて製品の価値に見合った価格ではない場合、ターゲット顧客の選択肢から外れてしまう可能性が高くなってしまいます。Price(価格戦略)で重要になってくるのが、「ターゲット顧客から選択肢に入れてもらえる価格でなおかつ、利益の出る金額に設定すること」です。
ターゲット顧客に対してメリットが大きいが同時に価格の高すぎる商品や、反対に価格の安い商品だが、ターゲット顧客に対してメリットがあまりない商品では、
購入を検討する製品になりません。競合の商品がどの価格帯なのか、ターゲット顧客のニーズを満たせる製品になっているかを見極めつつ、価格を設定していきましょう。
Place(流通)
Place(流通)は、ターゲット顧客にどのような経路で製品・サービスを提供するのか、どこで販売するのか、といった流通に対しての戦略です。
ひとことに流通といっても、実在する店舗での販売や代理店を通しての販売、最近ではECサイトを通じて販売するなど、さまざまな流通のチャネルが存在します。
Place(流通)において重要なのは、「ターゲット顧客のもとに製品をいかに届けることができるか」がポイントになります。
製品にとって、さまざまな選択肢の中から「ターゲット顧客に製品を届けるための最適な選択肢」であるかを検討し、改善してみましょう。
Promotion(販売促進)
Promotion(販売促進)は、どのようにしてターゲット顧客に製品を認知してもらうに対しての戦略です。
どんなにメリットのある製品も価格設定が優れている製品も、ターゲット顧客に見つけてもらえなければ、製品としての価値が生まれません。
広告、CM、WebサイトやSNSで紹介したり、インフルエンサーに宣伝を協力してもらうというように、ターゲット顧客に認知してもらう方法は多岐にわたります。
いかに効率よく、ターゲット顧客に認知してもらえるのかを検討し、製品に最適な販売促進ができる選択肢を選んでいきましょう。
4Pは売り手視点のマーケティング
ここまで、マーケティングにおける4Pについて解説してきましたが、この4Pは売り手視点のマーケティング手法になります。
いかに売り手側がターゲット顧客に製品を良い形で届けることができるかを検討するためのフレームワークでしたね。
4つの項目をそれぞれまとめると
戦 略 | 目 的 |
---|---|
Product (製品) | ターゲット顧客にメリットを提供できる製品か |
Price (価格) | ターゲット顧客の選択され、利益の出る価格か |
Place (流通) | ターゲット顧客に製品を届ける最適な選択肢か |
Promotion(販売促進) | ターゲット顧客に製品を認知してもらえるか |
になります。
マーケティングにおける4Pを用いて、自身の扱う製品に照らし合わせて、よりターゲット顧客に価値を提供できるように改善していきましょう。
このほかにもマーケティングミックスや4Cといったフレームワークもあるので、徐々に取り入れていきましょう。
基礎用語集